クラシック、オペラの粋を極める!

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2016/5/3 トーンキュンストラー管

2016年5月3日  トーンキュンストラー管弦楽団   ムジークフェライン
指揮  佐渡裕
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
ハイドン  交響曲第8番「晩」
メンデルスゾーン  ヴァイオリン協奏曲
 
 
ウィーンとザンクト・ペルテンに本拠を構えるトーンキュンストラー管。日本では「ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団」と呼ぶ人もいるが、正しくは「トーンキュンストラー・オーケストラ・ニーダーエスライヒ」。
 
この長ったらしい名称を持つオーケストラが、音楽監督に日本人を選んだ。ウィーンでは三番目とも四番目とも言われるオケなのかもしれないが、佐渡さんにとって音楽の都を活動拠点の一つに据えられるのは、大きなアドバンテージだろう。これを機会に益々飛躍していただきたいものである。
 
予想どおり、会場のムジークフェラインには日本人がいっぱい。ベルリン・フィル初登場の時も、応援団が大挙して押し寄せたらしい。佐渡裕の人気は、なぜか絶大なのだ。
 
私はというと、この公演を聴くことになったのは消去法だった。わざわざウィーンで聴かなくても、彼らはこの後すぐに日本にやって来る。(ていうか、この記事アップ時点で、もう来ている。)
でもこの日、他都市を含め、他にどうしても鑑賞したい公演が見つからなかったのよ。
 
一曲目、ハイドン。すみません、ウトウトしてしまいました(笑)。
 
二曲目、メンコン。これは一にも二にもテツラフ。いやあ雰囲気変わったなあ、テツラフ。イメチェンを図ったのか?
見かけも演奏も、ずいぶんとワイルドになった。優等生のイメージだったので、かなり面食らった。
 
三曲目、ヘルデンレーベン。既にレコーディングも済ませているだけあって、指揮者もオーケストラも余裕の演奏。
熱さが売りの指揮者なのに、この落ち着きぶりは一体なに?高い所からオーケストラを引っ張り上げている感じ。もう既に監督としての風格が漂っていて、なかなか頼もしいではないか。
 
日本公演は凱旋だね。仕上がりとしては上々。きっと成功するでしょう。応援団も更に増えるだろうし(笑)。