クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

チケットは

続きです。
前回、「はたしてチケットは無事に届くのか?」などと関心を煽るような言い回しをし、これで届かなかったらネタ的には面白かったのだが、チケットはホテルに届けられ、普通に受け取っちゃいました。面白くなくて、どうもスミマセン。

だが、無事にホテルで受け取ることが出来た事が、私には大きな驚きだった。

私がチケット販売会社から「送付手続き完了しました」というメール連絡を受けたのは、4月30日の午後11時頃。これは現地時間で午後4時頃になる。
で、私が旅行を出発し、デュッセルドルフのホテルに到着したのは5月2日の午前8時半。この時にちゃんとホテルから「お届け物が来ていますよ」と言われて受け取ることが出来たのだ。レセプションの人に聞くと、配送は前日のうちにあったということだった。

これはつまり、送ったその翌日にはちゃんと届いていたいうことを意味している。

日本では、これは普通のこと、当たり前のことかもしれない。なぜなら日本の物流システム、宅配業者の信頼性は世界でもトップクラスだから。
日本で当たり前だからといって、海外で当たり前のはずがない。日本と同様にちゃんと翌日に届けられる配送システムに私はものすごく感心したのであった。
うーむ、ここらへんはさすがドイツと言わざるを得ない。これがフランスやイタリアなどのラテン国だったら、かなり危うかったことだろう。

万が一チケットが届かなかったら、と考えるのがとても憂鬱だった。そういう不測の事態も事前に想定していたのだ。

その場合、私は試合当日、試合が行われるスタジアムに行ってチケットオフィスを訪れ、事情を細かく説明し、チケットの再発行を交渉することになる。こうした際、ドイツ人というのは非常に手強い。ゲルマン民族はとにかく融通が利かないのである。ダメといったらダメ。規則だからダメ。例外は無し。
ここらへん、ある意味日本に似ている。

その点、フランスやイタリアのラテン国は、今度は逆に融通が利く。悪い意味でもいい加減だが、良い意味でもいい加減で、結構便宜を図ってくれたりする。以前私はローマでサッカー観戦した際、ダフ屋から偽チケットを掴まされ、入場ゲートで咎められたことがあった。完全にアウトだと観念したのだが、この時入場ゲートの担当の兄ちゃんは、私を見逃してくれたどころか、自由席の場所までわざわざ連れて行ってくれたのだ。ビックリでしょ!?

いずれにしても、出発前に頭を悩ませたチケット再発送問題は、こうして一件落着の次第。

あとはまた普通に旅行記を書いていこうと思います。帰国してからね。
ちなみに、もうこれから日本に帰るところ。出発前はいろいろあったが、旅は始まるとあっという間に終わってしまう。儚いものですなあ。