クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2013/8/20 ペーザロ2

 朝からどうも空模様が怪しい。雨が降ったり止んだりの天気となっている。
 
 意外である。この時期、イタリア中南部地方は雨はまったく降らないと思っていた。昨年も旅行中は一度も雨が降らず、毎日が抜けるような青空だった。
 
 雨があがった曇り空のタイミングで、いつものビーチ沿いの遊歩道を散歩してみた。こんな天気でも構わずに泳いでいる呑気な輩はおらんのかと見渡してみたが、さすがにいなかった。前日とは打って変わって、高くて荒い波が押し寄せ、パラソルもすべて折り畳まれている。これじゃあ無理。どうやら遊泳禁止の警告も出ているようだ。
 
 こんな光景は見たことがない。私の知らないペーザロだ。高い波が打ち付け、ビーチに人っ子一人いないなんて・・・。そんなのペーザロじゃない。
 
 さて、我々はというと、別に海水浴に来ているわけではないので、普通に観光を続行。市内にある教区博物館、同博物館との共通チケットで見学できるノーメ・ディ・ディオ教会(この教会は超穴場!見る価値大いにあり!下の写真)、市立美術館を立て続けに見学した。こういう館内施設の見学は、天気が悪い時はかえって好都合である。
イメージ 1
 
 その後ビーチに戻り、昨日と同じカフェレストランに入った。のんびりビールを飲みながらの御休憩タイムに再び突入だ。
 
 しばらく時間を潰していたら、天気は回復するどころか逆に悪化していき、風雨が強まって猛烈な土砂降りとなった。まさかこんなことが起きようとは!
 だが、我々は別に動じない。仮に雨が降らなくても同じことをして過ごしたのだから。
 
 本当はランチのお店を別に決めていたのだが、土砂降りの中の移動は大変のため、結局そのままそこの店で食事した。なんだかんだで結局2時間半くらいその店に居座っていたと思う。
 
雨がようやく小降りになった頃、ホテルに戻って午後6時からのオペラ、ギョーム・テルに備えた。
さあ、旅の目的、フェスティバルのオペラ鑑賞がいよいよスタートだ。会場に向かう頃には、雨はすっかりあがり、薄日が差していた。