2013年5月17日 NHK交響楽団 C定期 NHKホール
指揮 ウラディーミル・フェドセーエフ
ショスタコーヴィチ 交響曲第1番
チャイコフスキー 弦楽セレナーデ
ボロディン 歌劇イーゴリ公より 序曲、ダッタン人の踊り
なんと!ロシアの二大巨匠が揃って東京にお出ましだ!フェドセーエフとテミルカーノフ。片やN響に客演、片や読響に客演。しかも、プログラムが一部重なっている。この日はNHKホールとサントリーホールで同時にタコ1番が演奏されていた。いやはや。
思わず「ロシア人指揮者対決!」などと煽りたくなってしまうが、果たしてお二人は仲がいいのかな?どうなんだろ?
せっかくお揃いなので、対談していただきやしょう。
フェ「やあやあ、親愛なる同士ユーリくん!元気かい?」
テ「これはこれはフェド先輩、東京でお会いするとは!どうもどうも。」
フェ「今回ワシはN響と共演だったんだよ。初めてだったけど、なかなかうまくいったわい。さすが日本を代表するオーケストラだね。サントリーじゃなくてNHKホールに行った人は正解だったね!はっはっは。」
テ「(ちょっとムッとして)あのね先輩、日本ではN響は『知名度一流、プライド一流、実力は??○流』って言われてるらしいっすよ。それに比べて私が振った読響は『真の実力ナンバーワン』って言われてるんですからね。知らないんすか?」
フェ「し、知るか、そんなの。今回、チャイコの弦セレではN響はしっかりとワシの望む素晴らしい音を出してくれたし、ダッタン人の踊りは興奮の坩堝で客席も大盛り上がり、ブラヴォーの嵐だった。何の曲をどのようにやればお客がウケるか、ワシはすべてお見通しってわけだ。」
テ「フェド先輩は昔からそういうイロモノが得意でしたからねー(笑)。弦セレなら私だって今度の金曜日にやりますよ。それじゃいっちょ、サンクト・ペテルブルクフィルとの共同作業で培った本物のチャイコフスキーとやらをお聴かせするとしましょうかねえ。」
フェ「おーおー、やってもらおうじゃないか!オマエな、そういう不遜な態度を取っているから、いつの間にかゲルギエフとかヤンソンスに抜かれちゃうんだよ!」
テ「ふーんだ、私の音楽が奴らに負けず劣らず素晴らしいかは、分かる人には分かるんですよ!」
・・・・・。
こんなばかみたいな妄想対談に付き合ってもらって誠にスマン。
肝心のコンサートの出来は、上記の対談の中で一部触れているので、よろしく~。