旅行の出発が間近に迫ってきた。心の中では「楽しみだなー。早く仕事を放り投げて出かけたいなー。」と思っているが、職場では絶対にそういう素振りを見せず、悟られないように、いつもどおりの涼しい顔で仕事に没入している・・・ふりをしている。へっへっへ。
さて、今回の旅行はイタリアの音楽祭巡りで、滞在先がマチェラータとペーザロであることは既にご紹介のとおり。
近年の私の旅行はオペラやコンサートの鑑賞が最大の目的になっているため、これを最優先する結果、‘移動また移動’という行程になったり、あるいは既に何度も訪れているので観光がどうでもよくなってしまったり、というふうになりがち。
だが、今回は一カ国ニ都市のみの滞在なので、比較的ゆとりがありそうだ。いずれの街も初めての訪問なので、観光はじっくりしたいと思っている。
特に楽しみにしているのが、「いつか行きたい」と願っていた二つの都市の訪問だ。
一つはウルビーノ。ペーザロ近郊にあり、バスで一時間程度らしい。
フィレンツェやベネチアのような国際観光都市ではないが、美術に造詣が深い人にとっては是非とも訪れたい街ではないだろうか。御存知ラファエロの生誕地。そしてピエロ・デラ・フランチェスカなどのルネッサンス美術の傑作品が集まる国立マルケ美術館。街そのものも歴史を感じさせるような中世の趣きで、タイムスリップしそう。この街は本当に行きたかった。いや嬉しいな。マルケ美術館には心ゆくまで入り浸るぞ!
もう一つはサンマリノ。イタリア国内にある小さな独立国家。小高い丘にそびえる城塞都市で、写真を見ると実に景色が良さそうだ。
もちろん、肝心の音楽祭が開催されるマチェラータとペーザロも隈なく歩き回るつもり。ペーザロは有名なビーチリゾート地らしいので、のんびりできるかな?
悩んでいるのは、水着を持っていくべきかどうしようかということ。海水浴なんて、もう二十年くらいやっていないぞ。うーむ。
出発はあさって金曜日です。ウキウキ。
おっとしまった、悟られないように、明日も涼しい顔で仕事、仕事(笑)。