年末年始の旅行がいよいよ迫ってきた。8月のザルツ以来ということになる。
今回のスケジュールは次のとおり。
12月27日 出発 夕方ミラノ着
D・バレンボイム指揮 R・カーセン演出
I・ボルトン指揮 C・グート演出
F・W・メスト指揮 P・コンヴィチュニー演出
J・カウフマン&エヴァ・マリア・ウェストブルックによるオペラアリア集
A・パッパーノ指揮 G・ヴィック演出
1月2日 帰国出発
1月3日 日本到着
年末から年始にかけて出掛けるのはものすごく久しぶりである。この時期の欧州の劇場やコンサートホールは、休業休館も多く、やっていたとしてもボエームやこうもり、ヘンゼルとグレーテル、第9などのワンパターン演目が目立つため、足が遠のいていた。
そのドン・ジョヴァンニであるが、本日の深夜に開幕公演中継がNHK・BSで放送される。もちろん私も録画はするが、見るのは帰国してからになろう。お楽しみは劇場で。なお、目玉歌手の一人ネトレプコが最初の何回かを歌った後、降板してしまったようである。スターの特権だよな、まったく。
大みそかのジルベスター・ガラ・コンサートは、当初はカウフマンとガランチャの共演だった。実現していたらまさに夢の饗宴だったが、その後ガランチャが妊娠により全ての予定を取り消してしまったのは皆さん御存知のとおり。
私はカウフマンよりもガランチャの方が目当てだったので、これは残念だった。カウフマンなんか「来日キャンセルしやがってコノヤロウ」程度の扱いだったのだが、ガランチャの代役がこれまた私のご贔屓のウェストブルックなので、再び機嫌が良くなりました(笑)。
カーセン、グート、コンヴィチュニーという最先端演出家のオペラを3つ見られるというのもとても楽しみ。「死者の家から」は滅多に見られないものだし、「マイスタージンガー」も好きな演目なので、まあそれなりに見所満載の旅行に仕立て上がったような気がする。
イタリア→オーストリア→ドイツ→イギリスと、かなりダイナミックな移動であることは間違いない。「慌しく、せわしなく、大変ではないか」というご意見はもっともだが、最初の二都市は二泊ずつだし、飛行機が飛びさえすれば移動時間は1時間くらいなので、自分的にはこの程度の移動は屁とも思っていない。そもそも私の旅行は「オペラ・コンサート鑑賞」が第一目的なので、それが最優先されるのは仕方がないことなのだ。このブログをお読みの方なら、分かってくれるでしょう。まあ、可能な限り観光もするつもりでいますよ。‘ついでに’ね(笑)。
さて、そろそろ荷物の支度をしないと。