クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

モーストリークラシックより

 クラシックファンの愛読書(のはず)、モーストリークラシック。最新の11月号に「へえ~。」と気になった情報があったので御紹介。
 
その1
オーディオ評論家山之内正さんの記事によると、ムーティはテレビのインタビューで、「ザルツブルク音楽祭でのオペラ公演は負担が大きく、今年で最後にするつもりだ」と答え、現地でも大きく話題になったとのこと。今年のマクベスのチケットが入手難だったのはそういった事情もあったのかもしれない。まあそれはいいとして、そうすると今後マエストロムーティが振るオペラって、いったいどこで見られるのだろうか・・・。
 
その2
ウィーン国立歌劇場前総裁ホーレンダー氏のインタビュー記事によると、東京・春・音楽祭で、2014年から4年かけてニーベルングの指環をやるんだって。ただし本格的舞台上演ではなくビデオなども駆使したセミステージ上演。指揮者はマレク・ヤノフスキ。第一級の歌手陣も揃えるとのこと。へえー。
 
 
最後に、編集後記で同誌編集長江原和雄さんが紹介した、セルゲイ・ドガージン(23歳のヴァイオリニストでチャイコフスキーコンクール・ガラ・コンサートで来日)のコメント。
 
「行かない方がいいという友達はいましたが、私は一秒も迷いませんでした。このような世界的な悲劇が起きた時は、世界は一つなのですから、何か小さくてもいいから貢献すべきだと思いました。」
 
 ドタキャンに見舞われたフジテレビとNBSは、キャンセルしやがった歌手どもに即刻このコメントをメールやファックスで送りつけてやってくれ。