クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2011/5/6 バーゼル

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 朝も早々に思わぬ目に遭ってドン底に落っことされた私だったが、それでも旅は続く。人間というものはつくづくよく出来ている。時間が経過するにつれて徐々に嫌なことを忘れ、立ち直っていくのだから。インスブルックからバーゼルまで列車内で過ごした4時間半は、ある意味で気持ちの切り換えに必要な貴重な時間だった。
 
 午後12時半バーゼル着。暑い!気温は28度くらいありそうだ。ここまでオーストリア内では涼しくて快適だったのだが。(朝夜は寒いくらいだった。)まあ、相変わらず天気がいいのはありがたいことだけど。
 
 ホテルにチェックインしたら、そこで市内交通機関フリーパスをくれた。24時間トラム・バスが乗り放題。ラッキー!仮に買ったところでそう高い物ではないのだが、こういうちょっとしたマル得サービスが大損こいて傷ついた私にはすんごく嬉しい。(もっとも、元々ホテル代の中に含まれているかもしれないけどね(笑))
 
 さっそくパスを使ってトラムに乗り込み、旧市街へ。とりあえずメシだメシ。今のオレには旨い物が必要だ。クソッ、旨い物食ってやるわい。ちゃんとテーブルに白いクロスが敷いてある良さげなレストランに入った。メニューを開けて、ちょっと絶句。た、高い!しまった、ここは物価高のスイスであった、忘れてた・・。ええいっ、知ったことか。今のオレには旨い物が必要だ。(あ~あ、やけっぱち)
実際、美味かったのでオッケーということにしよう。お会計の際に請求された値段には目をつぶって見ないようにして、さっさとクレジットカード決済にサインした。
 
 観光する時間があまり無かったのだが、ライン川沿いにある大聖堂に入ったところ、驚いたことがあった。東日本大震災津波で甚大な被害が出た東北地方の写真パネルが聖堂内に飾られていて、「日本へ支援を!」と募金箱が設置されていたのだ。「こんなところにまで・・・。」世界の皆さん、御支援本当に感謝します。