クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2011/5/4 グラーツ

 ホテルを早朝7時半にチェックアウト。結局ウィーンはホテルに泊まっただけ。街内には目もくれず、グラーツに移動するため、出発ターミナル駅Wien Meidling駅に向かった。
 これまでグラーツへの鉄道路線の出発駅はウィーン南駅であったが、現在工事中で閉鎖されている。ちょうど前日、空港から市内へバスで向かっている途中で南駅の前を通過したが、かなり大規模な工事現場だった。大幅に拡張して「ハウプト・バーンホフ=ウィーン中央駅(新)」を建設中とのこと。ということはいずれ西駅やフランツ・ヨーゼフ駅の機能も集約し、国内はもとより東欧と西欧をつなぐ一大基幹ステーションに発展させるということだろう。
 
 午前10時半グラーツ着。ホテルに荷物を預けてさっそく観光開始。
 
 さて。グラーツにゆかりのある人と言えば??
 ちゃうちゃう。ここはクラシック音楽のブログですよ。
 そうです、名指揮者カール・ベームグラーツは彼の生誕地であり、そしてまた永眠している地でもある。
 前回来た時は墓所にお参りしたので、今回は生誕の場所へ。と言っても、そこに記念館があるわけでもなく、普通の人は気がつかずに素通りする普通の通りにある建物の壁に記念プレートがある。
 別に何のことはないただそれだけの場所だが、クラシックファンならちょいと足を向けてみてもいい。場所は駅と旧市街の間で、お散歩がてら行ける。住所はKernstockgasse21
 
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 ついでにベームの名前が冠された「ドクトル・カール・ベーム通り(※)」というのもある。こちらは多くの観光客が訪れる絶好の場所にある。街のシンボル、城山(シュロスベルク)にある時計台。ベーム通りはその付近を探せば簡単に見つかる。
(※)ドイツ語でAlleeは『散歩道』のような小さい路地を言うので、〇〇通りというのはちょっと大げさかも)
 
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眼下にムーア川と旧市街を見下ろす見事なビューポイントでパノラマを楽しみ、緑に溢れた山を散策しながら、しばしクラシック音楽界に偉大な功績を残した個人に思いを馳せましょう。私も山頂のカフェで、素晴らしい天気と素晴らしい眺めとベームへのメモリアルに乾杯するため、ビールを注文しました(笑)。
 
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