クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2008/5/8 ジュネーブ

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マンハイムから電車でジュネーブへ移動。
ドイツとスイスの国境の街バーゼルで、乗り換えがてら途中下車し、トラムで旧市街に向かって1時間半ほど散策した。チューリッヒジュネーブに隠れがちだが、ここバーゼルにも歌劇場があって、先鋭的前衛的な演出を伴った上演によって、ヨーロッパの中でも注目を集める存在になっている。ドイツの権威あるオペラ雑誌「OPERNWELT」から栄えある最優秀オペラハウスとして選ばれたこともある。
バーゼルを訪れたのはこの時が初めてだったが、「いつか近いうちに歌劇場にも足を運ばなくては」と思った。そして、実を言うと、今度のゴールデンウィークの旅行でようやくその機会が訪れることになっている。
 
ジュネーブに午後2時頃到着。
スイスは本当に物価が高くて、いつもホテル選びに苦労する。チューリッヒはかろうじて満足できる常宿を見つけているが、ジュネーブでは「そんなに高くなくて、ロケーション的に良くて、設備がまあまあのホテル」がなかなか見つからない。この時も、駅には近かったものの、御世辞にもきれいとは言えない二つ星ホテルで我慢。
そのホテルのレセプション係の人が、「近年、治安が悪化しているのでくれぐれも気をつけたほうがいい。」と忠告してくれた。一瞬、「だったら、このホテルのセキュリティはどうなのさ??」と問い質したい衝動に駆られたが、すぐにヤボなことだと思い直した。快適なセキュリティとホスピタリティはホテルの価格に正比例する。安ホテルを選んでそれを求めるのはいかがなものかということだ。
 
夜のオペラを控え、観光する時間があまりなかったので、ジュネーブ市内の名所である聖ピエール大聖堂だけ訪れた。スイスの宗教改革カルヴァンプロテスタントの活動拠点においた重要な施設だ。
聖堂内よりもさらに見どころなのは、別途有料で登ることができる展望台。教会自体が小高い丘にあるので、そこから望む市内とレマン湖の眺めは絶品、バツグンである。
 
ジュネーブを代表する景観であるレマン湖の大噴水。この時、噴水のてっぺんに丸い物が乗っていた。上の写真ではちょっと見にくいかもしれないが、これはサッカーボール。実際はバルーンにしているか、あるいは吊っているかだろうが、まるで噴水でボールを浮かしているかのようだ。
ちょうどこの年の6月、サッカーの欧州選手権がスイス・オーストリアで共同開催されることになっていた。ジュネーブも競技会場の一つになっていて、このようにオブジェを作って雰囲気を盛り上げようとしているのであった。