クラシック、オペラの粋を極める!

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2010/11/21 新国立 アンドレア・シェニエ

2010年11月21日   新国立劇場
ジョルダーノ  アンドレア・シェニエ
指揮  フレデリック・シャスラン
演出  フィリップ・アルロー
ミハイル・アガフォノフ(アンドレア・シェニエ)、ノルマ・ファンティーニ(マッダレーナ)、アルベルト・ガザーレ(ジェラール)   他
 
 
今日は、勤労感謝の日で~す。
 
ところでいったい何に感謝するんだろうか?? 勤労に感謝するってどういう意味??
「勤労さん、ありがとう」  わけわからん。
「一寸先は闇の世界、仕事があるのは幸せ、ありがとう」  そういうことか?
「仕事するとお金くれます、ありがとう」  これでもいいな。
「仕事は社会への奉仕、仕事させてくれてありがとう」  かんべんしてくれよ。
「お世話になっている上司や同僚に感謝しましょう、ありがとう」  ざけんなよ。
 
結局よくわからないけど、私も感謝しよっと。
 
新国立劇場さん、私の大好きなアンドレア・シェニエを再演してくれてありがとう」
「ジョルダーノさん、こんな素晴らしい作品を作ってくれてありがとう」
「ソプラノのファンティーニさん、素晴らしい歌声をありがとう」
「指揮のシャスランさん、東フィルからナイスなサウンドを引き出してくれてありがとう」
「演出のアルローさん、少々あざとい演出だったけど、とりあえずありがとう(笑)」
 
 私は本当にこの曲が好きなので、批評めいたことは言いません。大好物が出されたら、ただ「うめー」といって食べればそれで良い。ああだこうだ言わない。「ギロチンの細胞分裂がしつこい」とか「シャキーンが耳障り」とか「アガフォノフがエレガントではない」とか、そういうこと言ってはいけない。(あ、言っているようなものか(笑))
 
 例のギロチンの取扱いについては、我々日本人には分からない、歴史において革命を経験したフランス人の演出家ならではの思い入れや認識がきっとあるのだ、と私は好意的に受け止めます。
 
 それにしても、ノルマ・ファンティーニ、素晴らしかった。彼女がこの公演の成功を支えたといっても過言ではない。日本ではファンが多いらしいけど、さもありなんですね。是非また日本に来てください。