クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2010/10/7 成田~ハノーヴァー

イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
「お客さま、大変申し訳ありません。本日、エコノミー席が満席でして、座席の確保が困難な状況です。つきましては、『プレミアムエコノミークラス』をご用意させていただきましたので、そちらに移っていただけませんでしょうか?」
 
出発の成田。さっそくオーバーブッキングときた。
だが、私にとってはこれはいつも朗報。年に何度も、しかも毎度同じ飛行機会社を利用しているおかげで、マイレージがゴールドカードになっている私は、こういう時、逆に恩恵をいただく。おかげ様で、これまで何度もビジネスクラスに乗せていただいた。
 
 ところが、今回はいつもとは違った。
 
 そう、ビジネスクラスではないのだ。プレミアムエコノミーなのだ。これまで飛行機のクラスはファースト、ビジネス、エコノミーの3つしかなかった。しかし、業界は変わった。ビジネスとエコノミーの中間クラスが出現したのだ。
 これはすなわち私にとって、「金輪際、ビジネスクラスとはおさらば」を意味する。さようならビジネスクラス。これまでたくさん快適でいい思いをさせていただいたよ。くそ~。(未練たらたら) もちろんプレミアムエコノミーでも十分ありがたいんだけどね。
 
 
 飛行機は予定どおりに発着し、順調に最初の目的地、ドイツ・ハノーヴァーに到着した。天気は曇り。それほど寒くはない。
 
 二度目の訪問。ニーダーザクセン州の州都で人口50万人の大都市だが、近郊にある王宮庭園を除けば、中心部は十分徒歩で観光することが出来る。
 その徒歩観光に役立つのが歩道に引かれた赤いペンキのライン。観光ポイントを繋いでおり、これを辿れば効率よく市内観光が出来ることになっていて、前回訪れたときは「なるほど~」と感心したのだが、今回来てみるとペンキは剥げ落ちて分かり辛く、全くパッとしない。市内中心部はオフィスビルも増え、工事中の箇所も多く、なんか観光よりも産業のための近代化をどんどん推し進めているようで、少し残念だった。確かにハノーヴァーは国際見本市でも有名な都市。しょうがないことなのか。
 
 それでも、上記の写真の通り、緑と池の前に堂々とそびえ立つ市庁舎は、訪れる者の目を惹きつける。屋上のテラスに登ってそこから眺めれば、森と湖に佇む憩いの街であることを再認識できる。
 
 昼食後ニーダーザクセン州立博物館を訪れ、その後はいつもの通り早めに観光を切り上げ、夜のオペラに備えるためホテルに戻り、仮眠した。