クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2010/5/1 レンヌ

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 5月1日メーデー。祝日。ほとんどの商店がおやすみ。美術館博物館などもおやすみ。あらかじめ分かっていたので、戸惑いはない。のんびり町歩きをして過ごそうと決めていた。幸い、歴史的な建造物である教会・聖堂は開いている。
 旧市街には中世の木造風家並みも結構残っていて、歴史を感じさせ、とても雰囲気がいい。特に午前中は天気も良かったので、ぶらぶら歩きが楽しい。
 
 街の北東、タボール庭園に辿り着く。
 きれいに手入れされた沢山の花、植物が植えられた庭園で、市民の憩いの場となっている。
 ジョギングする人、家族連れ、植物に見入る人、お花を写真に収める人、はしゃぐガキども、イチャつくカップル・・・。私には時間がたっぷりあって(ありすぎたくらい)、ベンチに座って道行く人をぼーっと眺めたり、本を読んだり。「ドイツだったら絶対ビアガーデンがあるのになあ。こんなに気持ちいいのだから、ビール飲みたいなあ。」などと思いを巡らしつつ。
 
 
 ところで、この日、道ばたでやたらとお花を売る人が目立った。お花売りは街角のいたるところに立っていて、それこそ50メートル歩くごとに「お花いかがですか?」と声を掛けられる。正直言ってうざい。前日は全くそういうことがなかったので、これは5月1日メーデーの習慣なのだろう。
 (※私は知らなかったのだが、日本に帰って調べてみると、売っていたのはスズランで、この日にスズランをもらうと良いことがあるとの言い伝えがあって、家族や友人へのプレゼントとして買う人が多いらしい。しかも、一般の人が自分で摘んできたスズランを自由に街角に立って売っていいとのことだ。)
 
 それと、メーデーということで、市内でデモ行進もやっていた。スローガンを掲げ、フラッグを手に持ちながら、それでもまるでお祭りを楽しむかのように、どこかのどかな雰囲気でパレードしている。微笑ましい光景だが、私はフランスでストライキや業務上の怠慢などで何度も痛い目に遭っているので、「オマエら、ろくに働かないくせに権利の主張だけはいっちょまえだな。」と呟いてみる。
 
 夕方パリに戻り、そのままオルリー空港へ。空路モンペリエへ飛び、午後9時ホテル着。
 
 テレビをつけたら、パリのフランススタジアム(Stade de France)で、サッカー・トーナメントカップ戦‘フランスカップ’の決勝「パリ・サン・ジェルマンvsモナコ」のライブ中継をやっていた。
 
 なるほど、そうであったか。
 この日は「何にもない日」ということで、観光と移動だけを計画していたが、こんなビッグマッチがあると最初から知っていたら、モンペリエへの移動を一日ずらしてパリに留まり、観戦に駆けつけたことであろう。リーグ戦は事前にチェックしたが、どうしてもカップ戦は盲点になってしまう。ちょっとくやしかった。