クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2025/7/15 ヘレン・キームゼー音楽祭


2025年7月15日  ヘレン・キームゼー音楽祭   フラウエン・インゼル修道院教会
指揮  ポール・マクリーシュ
管弦楽  クラングフェルヴァルトゥンク・オーケストラ
合唱  ガブリエリ・シンガース
バッハ   カンタータ第101番、モテット第227番、カンタータ第147番

 

ヘレン・キームゼー音楽祭は、日本ではほとんど知られていないと思うが、延べ13日間にわたって開催される夏のリゾート・フェスティバル。
穴場の音楽祭であろう。ミュンヘン・オペラ・フェスティバルを目的にしてミュンヘンに行く場合、例えば、もし滞在中にポカンと合間があったり、あまり興味が湧かない公演があったりしたのなら、キームゼー音楽祭の公式HPを覗いてみてはいかがだろうか。

会場は二つ。一つはヘレン島のヘレン・キームゼー城内(鏡の間)、もう一つはフラウエン島にある修道院教会。
フェスティバル全体のプログラムのラインナップを眺めると、バロックから古典にわたり、バッハやモーツァルトベートーヴェンシューベルトなど、小編成室内楽から中規模編成のオーケストラコンサートがズラッと並んでいる。出演者では、指揮者のケント・ナガノ、奥さんの児玉麻理、ヴァイオリンの佐藤俊介といった著名アーティストの名前が目を引く。

聴きたい公演を自由に選べればよかったし、ヘレン・キームゼー城の豪華な鏡の間での鑑賞は魅力的だったが、スケジュールの都合により、私が聴いたのはフラウエン島の修道院教会で開催されたバッハの合唱付き作品コンサート。ちなみに、この日は音楽祭の開幕公演だ。

教会の聖堂内で聴くバッハは、コンサートホールで聴くのとはまた趣が異なって、味わい深い。残響が心地良いし、なんとなく宗教性を感じる。バッハの場合、こういう場所で演奏されることを前提にして作った曲も多いから、しっくり来るのは当然なのだ。

プログラムのバッハ作品は、事前にYouTubeで予習して臨んだ。
その予習段階で、有名な「主よ、人の望みの喜びよ」が、この日のメインで演奏されたカンタータ第147番「心と口と行いと生活で」の中のコラールだということを初めて知った。また、原曲を生で初めて聴いた。


指揮者のポール・マクリーシュは、古楽系を中心に活躍するイギリスの中堅。私は「名前だけなんとなく聞き覚えがある」程度の認識だったが、しっかりと丁寧に音楽を作る指揮者とみた。

クラングフェルヴァルトゥンク・オーケストラは、まっっったく知らないオーケストラ。少人数の室内管だ。
調べてみたら、1997年に創設。舌を噛みそうな名前からして独墺系のオケであることは明らかで、CDもいくつか見つかったものの、結局どこを本拠地にしているのかは分からずじまい。
実力の程度も、同じくよく分からん。良いか悪いか、上手いか下手かというより、教会やフェスティバルの雰囲気を思い切り楽しんでしまった。

ま、それで全然いいんじゃねーの?? というわけよ(笑)