クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

ヨーロッパ旅行のお勧めの国は

何回も海外に出掛けていると、知り合いとか職場の同僚とか、クラシック音楽好きではない、いわゆる普通の方々から、よく尋ねられることがある。
「どこの国が良かったですか?」「海外行くならどこの国がお勧めですか?」といった類の質問だ。

この手の質問をされると、私は一瞬だけ間を置き、考える。

言うまでもなく、私の旅行の第一目的はオペラ・コンサートの音楽鑑賞だ。
だから、必然的に行き先は「オペラやコンサートを盛んにやっている所」になる。
その意味において、「ドイツ」がダントツ無双だ。
ドイツほど、各都市に劇場があり、オーケストラがあって、様々な公演が開催されている国はない。ドイツに行けば、どこかで、何か、やっている。私にとって、こんなにありがたい国はなく、ベストと言っていい。

次いで、オーストリア
まあその大半は、ウィーン一都市だが・・。


だが、冒頭のとおり、普通の方々に「どこがいいですか」と聞かれて、真っ先に「ドイツ!」と答えることは、憚りが生じる。

仮に「ドイツ」と答えたとしよう。
その次の話題は、「ドイツのどういうところがいいの?」になる。そこで「いやあー、とにかくオペラやコンサートをたくさんやっててさ・・・」なんて話を続けた瞬間、相手はスッと引いていく。彼らの関心事ではないからだ。
だから、こちらはうまく話を合わせ、相手が「へー、いいね、素敵だね」と想像できるように、無難な回答を出さなければならない。
円滑な人付き合いというのは、大事だからね(笑)。


では、こうした質問を受けた時、私は何と答えるか。

「イタリア」なのである。
この国、オススメでっせ。
ローマ、フィレンツェといった古代や中世、ルネサンスの趣きが色濃く残る街並み。ヴェネツィアの情緒あふれる景観。地中海の青、陽光降り注ぐ温暖な気候・・。

そして、これはとっても重要なことだが、「食べ物が美味しい」。
ピザやパスタは、日本人は日頃から食べ慣れていて、馴染み深い。ワインもいいね。
もし、女性から尋ねられたのであれば、ショッピング。グッチ、ヴェルサーチ、フェラガモ、ブルガリといった高級ファッション・ブランドが、彼女たちの夢想を大いにくすぐらせることが出来るだろう。

ということで、「イタリア」。この国を挙げるのが、とにかく一番無難というわけだ。


一方、それと同時に、イタリアはあまりにも海外旅行のド・定番であり、話題として面白くないかもしれない。ヨーロッパの達人として、もう一捻り、穴場的な場所として紹介しようとするならば、私は次の国を挙げる。

チェコ」だ。

ていうか、「プラハ」という一都市なのだが。

ここプラハの旧市街は、美しい中世の街並みが残っているという意味で、まさに奇跡だ。ヨーロッパらしい古都の景観を求めてタイムスリップし、石畳の路を歩きながらカランコロンと鳴る教会の鐘の音を聞きたいのなら、絶対にオススメ。知る人ぞ知るビール大国で、美味しいビールが飲めるのも最高。


さて、「イタリア」「チェコ」の二カ国を挙げたわけだが、実は「隠れ第一位」というか、本来であれば大いに推したい国がある。

圧倒的な景色を誇る「スイス」である。アルプスの雄大で迫力あるパノラマを眺めれば、その美しい景観は、素晴らしい思い出として一生心に刻まれるであろう。

しかし・・・。
とにかく、恐ろしく物価が高いというのが、厄介な問題。
食事にしても、ホテルにしても、ハイキングを楽しむために登山列車に乗るにしても、それらの値段は啞然としてクラクラと目眩がしてしまうくらい高い。

おそらくスイスを旅行する日本人、減っているんじゃないかなあ。悲しいことに。

イタリアとチェコ、この二カ国は、ヨーロッパの中では比較的物価が安く、その点でも安心してお勧めできる国なのである。