ニュルンベルクからシュトゥットガルト、ファイヒンゲン、プフォルツハイムと、電車を3回も乗り継ぐこと3時間半、バート・ヴィルトバートにやってきた。午後1時に到着。
驚いたのだが、これだけ乗り継いだというのに、一切遅延なし、乗り過ごしもなく、定刻どおりに移動出来たのだ。
その中には、乗継ぎ時間たったの4分とかもあって、ほとんど「いやー、それ無理やろ」と思っていたのに、まったく問題がなくスムーズに乗り換え出来てしまった。
ここで、ようやく分かった。
遅延が多発するのは主に遠距離都市間を結ぶ特急列車。一方、レギオナル・バーンと呼ばれるローカル電車は意外と普通に定刻運行していることが多いのだ。
さて、「バート」ヴィルトバート。バートは発音上のことで、表記だと「Bad」。有名なバーデン・バーデンと同じで、温泉地を意味する。
このバート・ヴィルトバートでロッシーニ音楽祭(正式名称はBelcanto Opera Festival Rossini in Wildbad)が毎年開催されている。
ロッシーニが晩年、湯治と保養のためにここに通った、というのが由来になっていて、創設は1989年。マニアックな音楽祭だが、自分にとっては「いつか訪れてみたい憧れの音楽祭」の一つだった。今回ようやく念願が叶った。
昼食を取り、午後2時にホテルにチェックイン。すぐに街をぷらぷらとお散歩しようと思ったが、雨が降ってきたため、止めにして午後6時開演のオペラに備え、休憩した。
今回の旅行は、ここまでずっと晴天が続き、観光は非常に順調だったが、ついにここで雨にやられた。街歩きは明日に回す。