クラシック、オペラの粋を極める!

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2024/7/25 レーゲンスブルク2(ヴェルテンブルク)

この日はレーゲンスブルク郊外、ドナウ川沿いにあるヴェルテンブルク修道院に行く。
ここは世界最古と言われる修道院醸造所のビールが有名。私も、ここの輸入ビールをネット通販で取り寄せたことがある。ビール好きなら、一生に一度は訪れてみたい場所。現地で飲んだら、さぞかし美味いことだろう。

レーゲンスブルク中央駅から鉄道の普通列車RB(レギオナル・バーン)でザール・ドナウへ。ここでバスに乗り換え、ケルハイム(Wöhrdplatz/Zentrum)へ。船着き場があり、そこからドナウ川の遊覧船に乗車。

まさに景勝地で、船上から眺める渓谷、切り立った崖は絶景。


およそ45分のクルーズで、大きく蛇行した川辺に建っている修道院に到着。


修道院の中庭が、もういきなりビアガーデン!


さっそく名物ビール、褐色の「バロック・ドゥンケル」をいただく。うっひょ~。

おかわりで、いつもの白ビールヴァイツェン」。


いや~~、最高!! 今まで生きてて良かった(笑)。

修道院付属教会。礼拝堂も、なかなか美しい。


もし、「ヴェルテンブルク修道院に行こう」、あるいは別にここでなくても、ヨーロッパのローカル、田舎に行こうという計画を立てるお方がいらしたら、僭越ながら一つ忠告を差し上げたい。スケジュールには相当の余裕を持たせた方がよい。
というのも、電車、バス、船など交通機関の本数や便が少ないからだ。
予め時刻表を調べて、スムーズに移動出来るように準備をしても、ひとたび遅延等が発生すれば接続不可となり、予定が狂って一気に計画が崩れる。

今回、ザール・ドナウ駅とケルハイム間のバスがヤバかった。
まず往路。
レーゲンスブルクからザール・ドナウへの電車が10分くらい遅延。これによって、ちょうど良いタイミングで出発するはずのケルハイム行きバスに乗れず、次のバスまで40分も待った。

続いて復路。
往路と同じルートのバスでザール・ドナウ駅に戻ろうとしたら、なんと、次のバスが「2時間後」となっていて、呆然絶句してしまった。
さすがに2時間なんて待っていられない。こうなったらタクシーしかないか。だけど、見渡しても流しのタクシーはまったく見当たらない・・・。
ケルハイムのツーリスト・インフォメーションに行って尋ねたら、「タクシー会社の電話番号教えてやるから、自分で電話しろ」ってさ。「英語は通じるの?」と聞いたら、「I’m not sure, but may be・・」ときたもんだ。
はぁ~・・・。

ここで念のため、Googleマップのナビで検索したところ、1キロくらい歩いた停留所で別のバスルートがあり、そこからザール・ドナウ駅に戻れることが判明。何とか事なきを得ることが出来た。

大きな都市ではないローカルな場所に出掛けると、想定外のことが起こった時、途端に途方に暮れてしまいがちだが、焦らず文明の利器を使おう。グーグルナビでなくても、翻訳機能を使って地元の人に直接聞くことだって、現代では可能なのだ。


午後3時半にレーゲンスブルクに戻った。この日はここに泊まらず、電車でニュルンベルクに移動。