クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

WBCが始まる

お待たせいたしました。全国津々浦々の野球ファンの皆さん、そして、オリンピックでもサッカー・ワールドカップでも何でもいいから「がんばれニッポン!」と叫んで自分に酔いたいニワカの皆さん。いよいよWBCが開幕します。

皆さんが大いに夢を膨らませ、期待するその気持ちは分からんでもない。だって、この私も大いに注目しとるからな。
元メジャーMVP大谷翔平、同じくメジャー16勝で6年総額142億円のダルビッシュ有、2年連続沢村賞の山本由伸、最速165kmの完全試合男佐々木朗希、三冠王村神様・・・。
この見るも壮観な歴戦の勇士たちに心躍り、「史上最強」の呼び声とともに、思わず「世界一!」と期待してしまうのも、無理はないのである。

だが、ここで私が言うまでもなく、玄人ファンなら誰もが気が付いていることだが、実は今大会、日本だけでなく、米国もドミニカ共和国も史上最強チームと言われている。両チームは全員がメジャープレーヤー。しかもオールスター級。そのことを忘れてはならない。

だからこそ私が注目しているのは、果たしてこの日本がメジャー軍団の両国に対し、どこまで通用するのかという、そこ一点。

それゆえ、アメリカで開催される決勝ラウンドには、何としても進出してほしい。別に「絶対に世界一!」みたいなことは言わん。

一次ラウンドの突破はまず堅いだろう。仮に韓国に負けたとしても(この国だけには負けてほしくないが)、それ以外で取りこぼすことはないだろう。2位でも準々決勝に進出出来る。

一つの大きな関門が、その準々決勝だ。プールAから勝ち上がって日本と対戦する相手は、キューバかオランダと思われるが、一発勝負なので何が起こるか分からない。両チームともホームラン打者がいて、そうした一発で試合が決まってしまう可能性がある。絶対に侮ってはならない。

まあ、やっている選手は絶対に侮らないと思うがな。

運良くそこを抜けたら、上に書いたとおり、ジャパンがどれくらい通用するのか、食い入るように見つめたい。
なので、個人的願望として、準決勝以降はぜひ山本由伸と佐々木朗希に投げてほしい、そう思っている。
もちろん戦術的戦略的にそうならない可能性が高い。メジャーで実績のある大谷、ダルビッシュに任せる可能性が高い。それは理解している。
でも、それは我々が見慣れている光景だ。まだ見てないものを見たい。メジャーデビューしていない日本のスーパースターがそこに挑む、その結果を見たいのだ。


実は、メンバーが発表された時点で、一抹の不安を覚えたことがある。
それは、大谷、村上、山川、岡本など、ホームランバッター、いわゆる4番タイプがずらりと並んだことだった。
それは確かに華やかな顔ぶれだ。だが、如何せんこうしたバッターは当たれば飛ぶが、当たらない時は当たらない。長いシーズンならいくらでも取り返せるが、短期決戦では致命傷になる可能性がある。

だからこそ、スーパースターの陰に隠れている例えば石川とか、牧とか、源田とか、しぶとい職人タイプの選手の活躍が不可欠だと思う。ヌートバーなんかもそうだね。


まあそういうことで、野球を楽しもうではないか、諸君。