クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

外来公演はやっぱ高!

コロナは依然として収束に向かう気配がなく、それどころか止め処無い爆発状態だが、政府はそれでもwithコロナで緊急事態宣言を発せずに、何とか乗り切ろうとする姿勢を見せている。
もちろん情勢は予断を許さず、医療のひっ迫状況等によりいつ方針転換されるか分からないが、とにかく今のところは行動制限の無い日常だ。
外国人の入国要件も緩和され、外来の演奏家たちが日本のステージに戻ってくるようになったのは、何はともあれ喜ばしい。今月初旬はついにドイツからの外来オーケストラ公演も実現した。
この調子を持続させてほしい。制限がかからず、秋以降、本格的に外来オーケストラが来日できる方向へと進んでほしい。
そんなことを願う今日このごろである。

そういうわけで、この秋来日予定のロンドン響、ボストン響などの公演チケットが既に売り出された。先日は12月のバレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンも発売開始となった。パリ管の発売も目前だ。
私も久しぶりにこうした名門オケのチケットを手に入れるため、発売初日の申込みクリックに魂を込めたわけだが、いやー参った、チケット、高いねえ!

コロナになってからずっと日本のオケばかりを聴いてきたが、チケット代はせいぜい3千円から8千円の範囲。
それが、上記のような名門オケだと最低カテゴリーで1万円から1万5千円だもんな。コロナになる前までこんなにも高いチケットを嬉々として買っていたわけか・・。信じられん。
あのさ、値段、上がってない??
円安の影響? 世界情勢不透明リスクによる物価高の影響?
それとも日本のオケの安チケットばかり買ってきたせいで感覚が鈍り、久しぶりの舶来価格にびっくり仰天現象を起こしているのか?


SKBの公演は、最初から全3公演制覇は断念した。ブラームスの2公演狙い。
1公演は無事に最低カテゴリーのP席を確保出来たが、それが精一杯。やっぱり二兎は追えない。1公演をゲットして、すかさず2公演目の手配に突入したものの、あっという間にP席だけでなく、その上のカテC席もソールドアウト。仕方なくB席を購入。2万5千円。高ぇ~。
結局2公演で4万。ブラームスで4万・・・。
うーむ、むむむ・・。


東京公演の売れ行きはどうやら好調のようだ。さすがはバレンボイムムーティと並んで指揮者界の横綱級なだけはある。
春先に病に倒れ、一時公演をキャンセルして療養したバレンボイム。元気の塊みたいだったが、いつまでも不死身というわけにもいかない。後になって「しまった、あの時聴いておけばよかった」という後悔だけはしてはいけない。
そう思って高ぇチケットを無理してでも買った人も、少なからずいたかもしれない。


ところで、このSKB公演。
国内演奏ツアーとして熊本公演があるのだが、ここが安くて狙い目だ。
なんと最高ランクSS席の値段が2万円。最低カテが9千円。
しかも、25歳以下の人と障がいのある人は各3千円引き。
更に、小学4年生から18歳以下の人について抽選で300名をS席に無料招待。
うーむ、これは恐れ入った。地方の自治体にとっては立派な文化事業。がっつり補助金投入というわけだ。

私も一瞬、旅行も兼ねて熊本行っちゃおうか検討したが・・やっぱ止め(笑)。結局高くつくわけだからね。
当日の会場では、1回席の良席はたくさんの若い人たちで埋まっている光景が見られるのかな。まあ、それはそれでええこっちゃ。