ただいま大阪方面に遠征中。
移動はLCCピーチを利用した。往復航空券の値段が、なんと、新幹線の東京-大阪の片道料金より安いのである。なんじゃそりゃ。これは利用しない手はないわな。
この日のメインイベント、兵庫芸術文化センター管弦楽団のコンサートの開演時間は午後3時。関空からだとちょっと遠くて時間もかかるが、それでも多少観光する時間は取れる。
公演会場である西宮市付近、要は大阪と神戸の間付近で何か観光ポイントがないか、事前に調べた。
あった。
阪神甲子園球場だ。
トラさんチームの本拠地、熱狂的ファンのメッカ。
そして、全国の高校球児の憧れの聖地。
あたしゃ阪神ファンでもないし、高校生の一部活競技のファンでもないが、日本人が大好きな野球というスポーツの歴史において、この球場の存在を抜きにしては語れない。だから、試合は見られなくてもいいから、一生に一度はそこに行ってみたかった。どんな場所なのか、どんな雰囲気なのか、見てみたかったし、体感したかった。これはいい機会だ。
調べてみると、スタジアムツアーが催行されているではないか。
ならばと、午前11時30分スタートのツアーをネット予約。
この時間のツアーを選択したのは、飛行機の到着時間や移動乗換時間等を綿密に調査した結果、スケジュール的にちょうど良いと判断したからだ。
ところが・・・。
飛行機の運行は概ね予定どおりだった。しかし、到着ターミナルが、自分が考えていたのと違っていた。
ピーチ社の発着ターミナルは「第二」。そこは鉄道駅から思い切り遠く、ターミナル間を循環するバスを利用して移動しなければならなかった。これがまったくの想定外だった!
こうして20分くらい時間をロスし、事前リサーチで乗ろうとしていた電車には間に合わず・・。
失敗した。よく考えてみれば、「ターミナルの場所が離れている」こんなの「LCCあるある」じゃんかよ。予めちゃんと調べておけば何の問題もなかったのに・・。
球場に到着したのは11時25分というギリギリ。綿密なスケジュールというのは、想定外の事が起きた瞬間、あっさりと崩れ落ち、バタバタする。
まあ最終的には間に合って良かったが、めちゃくちゃ焦った。
さぁさ、気を取り直して、球場に入ってみよう。
「ここかぁ・・・。」
箕島高校対星稜高校の死闘、松井秀喜の4打席4四球、桑田清原のKKコンビ、松坂伝説・・・。
掛布、バース、岡田のバックスクリーン3連発、星野監督の胴上げ・・・。
なんだかジーンと来ちゃいました。
阪神ファンでも高校野球ファンでもないのに(笑)。
兵庫県立芸術文化センターへは、阪神電車から阪急電鉄に乗り換えて「西宮北口」駅で下車。
阪急電鉄、生まれて初めて乗った。車両のカラーリングや形状がどこかレトロっぽくて、好きだなオレ。