クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2021/10/10 関ヶ原

「名古屋はあくまでも寄り道」
そう前々回のブログ記事で書いた。
では今回の旅行、何が目的か。
「どこで何を鑑賞するのか」という言い方の方が正しいかもしれない。
 
答えは、びわ湖ホールで上演されるプッチーニの「つばめ」(10月10日(日)午後2時開演)。
なかなか上演されないプッチーニの秘蔵の名作をやるというのなら、日本全国どこにでも飛んで行くぜってなもんだ。
 

さて、9日に名古屋フィルを聴いた後、どこに泊まり、オペラの前の10日午前中をどこで過ごすか、ということについては少し悩んだ。
そのまま名古屋に泊まってしまうと、翌日は滋賀への移動だけで終わってしまう。それはもったいない。せっかくだから、どこかで観光したい・・・。
 
色々と検討した結果、決まったプランがこれだ。
・9日は名古屋に泊まらず、更に移動して岐阜に泊まる。
・翌日朝、関が原に移動し、午前いっぱい「天下分け目の決戦地」を観光する。
・お昼に滋賀県大津に移動し、午後2時からオペラ鑑賞。
 

関が原の戦い。
日本の歴史上で最も有名な戦(いくさ)ではなかろうか。その名をまったく知らないという日本人は、きっといないはずである。
全国の名だたる武将を巻き込み、石田三成率いる西軍と徳川家康率いる東軍が激突した合戦。
別に私はそれほど歴史好きではないが、やはりこの有名な戦場は一度くらい訪れてみたいとかねがね思っていた。東海道新幹線を利用して付近を通過する時、「ここら辺かぁー」と毎度窓の外の景色を眺めていた。今回そのチャンスが到来したというわけだ。
 
そんな私であるが、おそらく大多数の日本人と同様、「石田三成徳川家康が戦い、徳川家康が圧勝した」くらいの浅知識しか持ち合わせていない。
どういう時代で、どういう背景があって、どんな戦国武士が参戦し、どんな戦いだったのか。
こうした史実を知っているのと知らないのでは大違いだと思い、出発前に少しお勉強しました(笑)。
 
ということで、いざ決戦の舞台へ。 「プォーー」(ほら貝の音)
 
エリアは、両軍勢が相まみえて戦った所だけでなく、各武将たちの陣地跡など、見どころが半径2、3キロ以内に点在している。リサーチしたところ、ダイジェストのお散歩コースもあるが、あちこち巡りたいのなら、レンタサイクルが最適だということが分かった。
 
で、市の観光案内所で借りたのが、電動補助付自転車。わたくし、生まれて初めてこの電動とやらに乗りました。
 
いやー、驚いたでござる。楽だね~! ちょー優れモノ。ほんのちょっと踏み込むだけで、グイッと加速をアシストしてくれるのだ。すごいなあ。
 
肝心の合戦の場についてだが・・。
うーむ・・。確かに雰囲気はある、雰囲気はあるのだが・・・。
400年前の出来事なわけだしなあ。悠久の時、兵どもの夢の跡を肌で感じることが出来たかといえば、若干微妙(笑)。
 
ま、サイクリングは楽しかった、ということで。
 
歴史体験ロマンよりも現代テクノロジーの粋に驚嘆した、とあるオヤジの休日のひととき・・。

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