クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

ウィーン・フィルがやってくる

ウィーン・フィルの来日が決まった。
いやぁー・・・。
マジか。

チャーター機で来るんだと。
来日滞在中はホテルと公演会場の往復のみで、それ以外は籠もるんだと。
都市間の移動は、バスや新幹線を貸し切るんだと。

いやぁー・・・。
マジか。

普通なら認められないか、あるいは入国後14日間の隔離措置という条件を呑むか、いずれにしても「そりゃ無理でしょ」となるところ、困難な障壁を乗り越えたわけで、これは「関係者の尽力」みたいなものを越えて、「高度な政治判断」が働いたとしか思えんわな。
なんたって、招聘は呼び屋のK社でもJ社でもなく、天下の一流企業サントリーだからね(笑)。

泣く泣く来日を断念した人たち(クラシック界だけでなく、あらゆる業界の人を含む)からすれば、「そういう特別扱いは反則だろ?」となるだろう。

ポイントは、やっぱり来年の東京オリンピックなんだと思う。
特別扱いではなく、「海外から団体を受け入れるための一つのテスト」なのだと位置づければ、合点がいくし、批判をかわすこともできる。

いずれにしても、クラシックファンの私としては、こんな嬉しいことはない。チケットはもちろん購入済だ。(1公演のみだけど。)

おそらく関係者は「絶対に感染を起こさず、成功させる」と意気込んでいるだろうし、ウィーン・フィルの皆さんたちも、きっと特別の感慨を持って来てくれるだろう。
日本の聴衆、愛好家たちだって、会場に足を踏み入れた時、同様に特別な感慨を抱くに違いない。

2011年4月、東日本大震災のチャリティーコンサートとして行われたメータ指揮N響の第9公演がそうだったように、今年のウィーン・フィル来日公演が末永く語り継がれる「特別なイベント」になることを祈念し、その時を待とうと思う。