クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

F1グランプリについて語ろう

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 クラシックネタがなくて昨日はサッカーについて書いたが、ついでに今日はモータースポーツの頂点F1について書こうと思う。ちょうど先週末にモナコGPが終わったばかりだ。

 モナコGPと言えば、上の写真。

 かれこれ14年前の1995年、友人K君(当時、職場の後輩だったが、現在はすっかり友人という間柄)と一緒にモナコGPに行った時のワンショットです。
(この時、私は初めてミラノに行きまして、初めてスカラ座に行き、ムーティの椿姫を鑑賞し、終演後猛ダッシュで中央駅に向かって、そのままモナコ方面行き夜行電車に飛び乗りました。実にスリリングでした。いつかそのうち、この時の旅行記を書きたいと思っておりやす。)

 その昔、私はF1のすごさが理解できず、「機械で動く車のレースなんて断じてスポーツと認めないっ!!」と主張しておりました。だってそうでしょ、人間が走るんじゃないんだから。そりゃ性能のいい車が速いに決まっているがな。

 当時K君とは、酒を飲みながらそんな言い争いをしょっちゅうしておりました。
 K君、私に口で諭してもダメだと思ったんだろうね、一つのビデオテープを貸してくれました。
 1992年のモナコGP。F1の歴史に残る、アイルトン・セナナイジェル・マンセルの壮絶なバトル。
 モナコで優勝したことがないマンセルが猛然とセナを追い上げる。抜こうとするマンセル、強力にブロックして絶対に抜かせないセナ。まさに究極のデッドヒート。
 レースを終えたマンセルが精根尽き果てて自力で車から降りられない姿を見た瞬間、「これは極限のスポーツだ!」と私は理解したのであります。

 以来、今日に至るまで、私はF1を毎回楽しみに見ています。最近はK君と「M・シューマッハー引退後、スーパースターがいなくなってちょっと寂しいね」なんて話し合っています。

 それにしても今年のF1はいったいどうなっているんでしょう!?

 名門フェラーリマクラーレンが凋落し、現在圧倒的な差で首位をひた走るのが、経済危機であっさり撤退してしまったホンダの後を引き継いだブラウンGP。驚き以外の何物でもありません。いわば新参チームですよ!こんなに簡単に勝ってしまうなんて・・・。

 ホンダはどういう気持ちなんだろう?昨年まで全然勝てなくて、「これじゃダメだなあ」と思っていたところで不況の波が襲いかかり、「いい引き際だな」って感じで撤退したんだろうね。そしたら引き継いだチームが常勝だなんて皮肉もいいところだね。

 フェラーリマクラーレンも、今シーズンはもはやこれまでとギブアップするのか、それとも巻き返すのか?固唾を飲んで見守りたいと思います。