クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

チャンピオンズリーグ決勝を前に思う

 このところコンサートに行っていなくて鑑賞記ネタがないので、今日はサッカーの話題を。

 欧州一のサッカークラブチームを決めるUEFAチャンピオンズリーグの決勝が間近に迫った。
 この大会はあくまで欧州の大会なのだが、大会のレベル、規模、収益、賞金、観客数、テレビ視聴者数等どれをとっても比類無く、事実上の世界最高を決める争いである。(アジアを制した某Jリーグの赤さんチームと青さんチームがクラブワールドカップで3位になって『世界第3位!』なんてほざいたが、わりいが、ちゃんちゃら可笑しい。)

 まあ、それはともかくとして、今年の決勝はまさにファンの夢の対決、ゴールデンカードとなった。

 F.Cバルセロナvsマンチェスター・ユナイテッド

 なんたって人気と実力で決して引けを取らない両チーム。そして双方に世界最高のプレーヤーがいる。リオネル・メッシクリスティアーノ・ロナウド


 と、ここまでかのごとく書いてきて、さも私自身、この夢の対決に興奮隠しきれずキックオフが待ちきれないかのようだが、実を言うと、ちょっと複雑。

 私は準決勝の時点で、この2チームが負ければいいと思っていた。準決勝ではそれぞれ対戦相手のチェルシーアーセナルを応援していた。バルサとユナイテッドの決勝進出に私は「あ~あ」と落胆したのである。

 なぜか。

 要するに強すぎるのだよ、この2チーム。大会の前評判、戦前の予想通りに決勝に駒を進めてしまったのである。それじゃあはっきりいって「つまらない」のである。

 自分でも偏屈であまのじゃくだと思うが、私は「王者絶対君臨」「強い者がいつも勝つ」のが嫌いだ。強いチームに敢然と立ち向かい、隙あらばうち負かそうとするチャレンジャーが好きだ。どこが優勝してもおかしくない混戦リーグが好きだ。

 ほんの数年前まで、欧州サッカー界には虎視眈々とアップセットを狙う上位キラーがたくさんあった。レバークーゼン、FCポルトディナモキエフパナシナイコスガラタサライデポルティボ・ラ・コルーニャetc・・。今はもうそういうことはほとんどあり得なくなってしまった。寂しいと思うのは私だけ??本当に私だけ??

 「そんなにつまらないのなら、じゃあ、見るなよ」とか言われそうなので、このへんにしておこ。ぶつぶつ書いたけど、決勝は見ます。肩入れもせず思い入れも込めず、ただ世界最高峰のサッカーを堪能させてください。

 まあ、あえてどちらかといえばバルセロナに勝って欲しい。なぜならユナイテッドは去年優勝しているから。理由はそれだけです。


P.S
 高校生とかがマンチェスター・ユナイテッドのことを「マンチェ」って呼んでいるみたいだけど、あんまり格好良くないなあ。現地人は「マン・ユナイテッド」って呼んでいたよ。(現地確認)
そっちにすれば?