実を言うとついさっき帰ってきたばかり。さっそくブログアップに勤しむのもいかがなものかとも思ったが、疲れもなく元気なので頑張って書きます。
どこに行くにしてもオペラ・コンサートを観ることは常に私にとって最大の重要課題だが、ことスペインということになると、順位は二番目に落ちる。第一は‘ラ・リーガ・エスパニョーラ’だ。過去の訪問でもこの目的が常に第一だった。今回は残念ながらナシだったが・・。
そして、三番目が栄光のスペイン絵画鑑賞だ。ゴヤ、ベラスケス、エル・グレコ、ムリーリョ、スルバラン・・・。スペインに行かないと見られない数々の傑作についつい吸い寄せられてしまうのだ。
初日、マドリード。
たまたまホテルが王宮や王立歌劇場、マヨール広場に近かったので、これらを写真に収めたが、すぐに目的の美術鑑賞に切り替える。
世界でも屈指のプラド美術館が代表的で、どうしても毎回そこに足が向かってしまうのだが、今回はグッと我慢してサン・フェルナンド・アカデミー美術館に入り、ひたすら籠もった。スペインの絵画史を彩る上記の画家の作品群をただただ口をぽかーんと開けて鑑賞した。
私はムリーリョが好きだ。彼はスペインのラファエロだと思う。そして今回ついに念願かなって、明日、彼の生まれ故郷セヴィリアに行く。もちろん、セヴィリアといえばカルメンの舞台、そしてフィガロが所狭しと活躍する街だ。このところ、行ったことのある都市の再訪ばかりだったので久しぶりにワクワク感が募る。
その前に、何はともあれ、テアトロ・レアル、王立歌劇場でタンホイザーを観ました。
まずはその報告を次回に。