クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

2009/1/31 バーデン・バーデン

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 パリからバーデン・バーデンに向かい、たった一日でドイツに引き返す。最近のTGVは延伸されてパリからドイツ・シュトゥットガルトまで行くらしい。それならカールスルーエまで行って乗り換え、バーデンバーデンに行くのが一番便利だ。ところがそれを知らなかった私はかつての方法、ストラスブールでローカル電車に乗り換えたため、かなりの時間をロスしてしまった。過去の経験も大事だが、どんどん最新情報を入手することが必要だと痛感した。

 ストラスブールからドイツへの国境越えの車中で、パスポートチェックがあった。とはいえ、欧州人(の顔をしている人)は免除。私は当然チェックされたが、パスポートをパラパラとめくられただけで終了。わずか5秒。
 ところが、近くにいた多分トルコ系の外国人男性は延々と質問されたあげく、当局に電話照会までされていた。

 この差はいったいなんだ。
 日本人が信用されていることをうれしく思いつつ、欧州人が露骨に国籍で差別し疑うことに悲しくなった。現実として不法滞在や不法就労等の問題があるからやむを得ないのかもしれない。
 でも、もし私がオペラ好きのトルコ人で、鑑賞旅行をしていたところで不法入国疑いをかけられたらものすごく気分が悪いだろう。嫌気がさして「二度とフランスやドイツに行くものか」と考えるかもしれない。


 お昼にバーデン・バーデンに到着。
(※掲載した上の写真は実を言うと、今回ではなく前回昨年5月に訪れた時に撮った物。今回で3回目だったので市内の写真を撮りませんでした。写真は空が青くて綺麗ですが、今回、実際は冬雲りでした。)

 この町はその名のとおり温泉街。ただし、日本の箱根や伊香保草津とかとは雰囲気が全然違う。どちらかというと軽井沢に似ていますね。お金持ちの温泉療養地なので、カジノもあるし、高級ブティックもある。

 前回来たとき、クアハウスの入浴にチャレンジした。今回もまた行こうと思っていたのだが、前回買った水着を持ってくるのを忘れてしまった。また買うのももったいないので、入浴は断念。ゆっくり昼食をとり、市内をぷらぷら散歩して過ごした。

 いよいよ今回の旅行のハイライト、ティーレマンミュンヘンフィルのばらの騎士。いったん別れたKさんと再会。私はパリからだがKさんはベルリンから戻ってきた。いざ準備万端、祝祭劇場へ!

 公演レポは改めます。