クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

曲、作品

マーラー交響曲第6番

大学生の時、オーケストラ部に所属してヴァイオリンを演奏していた。当時、交響曲など様々な作品を演奏したが、とりわけブルックナーの交響曲第8番、それからマーラーの交響曲第1番と第6番を演奏する機会を得られたのは素晴らしい体験であった。これらは…

ウィリアム・テル

ロッシーニ・オペラ・フェスティバルで、私はついにロッシーニに開眼した。覚醒した。このところ、家で聴いているCDはロッシーニばかりだ。オリー伯爵、セミラーミデ、そして発表された来年のフェスティバルの演目であるギヨーム・テル(ウィリアム・テル…

バルトークのオケ・コン

管弦楽のための協奏曲。5楽章から成る交響曲風の管弦楽曲でありながら、なぜかタイトルは協奏曲。特定の楽器のためではなく、オーケストラの各楽器群を独奏と見立てたコンチェルト。さすがバルトーク、独創的で、つくづくナイスなアイデアだと思う。そして…

タンホイザー2

最近、ブログ更新の日の間隔が空いてきている。3月末から4月にかけてはちょうど年度の切り替わり時期で、仕事も忙しく、そのくせ歓送迎会などの宴会も多いことから、コンサートやオペラに行くことをかなり控えてしまっている。更には、現在、個人的な家庭…

タンホイザー1

私のワーグナーオペラ初遭遇のことについては、以前に記事に書いたことがある。高校3年生の時、ブラスバンド部で「ジークフリートの葬送行進曲」を演奏することになった関係で、オペラなんか全く興味がなかったのに、無謀にもいきなり「神々の黄昏」全曲に…

思い出の「ナブッコ」

ナブッコは、私がオペラを聴くようになって、最も初期の頃に舞台鑑賞した演目である。それまで交響曲や管弦楽曲などのいわゆるコンサート系ばかりを聴いていた私が、社会人一年生くらいから徐々にオペラを聴くようになり、ついに意を決して観たのがナブッコ…

春の祭典

「親や友人からの影響や、ふとしたきっかけなどでクラシック音楽に触れる機会があった。興味を持ち、最初は誰でも知っているような定番名曲からスタート。少しずつ鑑賞の範囲を広げ、レパートリーを増やしながら、ますますその魅力にのめり込んでいき、やが…

カルメンという役について

主役をいつもソプラノに持っていかれてしまうメゾにとって、カルメンという役は頂点であり、目標かつ究極のチャレンジなのではないかと思う。だから、ついにこの役にありつけることになった歌手たちは一様に鼻息荒く語る。 「今までにない、新たなカルメン像…

アイネ・クライネ・ナハトムジーク

別にクラシック音楽ファンでなくても誰でも知っている超名曲というのがある。テレビのCMや番組に挿入されるテーマなどでおなじみのやつ。 ところが、そういう曲であればあるほど、私が普段通っているコンサートで巡りあうことがない。理由は単純で、私がそ…

マーラーチクルス

ご承知のとおり、今年はマーラーイヤーである。没後100年だそうで。 昨年は生誕150年ということで、やっぱり記念イヤーだった。二年連続。 マーラーの交響曲はどれも大曲で、人気も高いし、オーケストラにとってもチャレンジングでなおかつ集客が見込…

アラベッラ

ところで、アラベッラお嬢さん、どう思います?? この人本当にいい女性?? オレさ、「おまえさん自分のことしか考えてねーだろ」っていうツッコミを入れたくてしょうがないのだが。 その1 破産寸前で毎日のように催告書、督促書が届いている家庭の危機だ…

メタモルフォーゼン

《エピソード1》 この曲に開眼したのは、もう遙か昔の大学生の時。当時まだレコードだったと記憶するが、カラヤン指揮ベルリンフィルによる超ゴージャスな演奏に魅せられた。 ちょうどその頃、大学オーケストラ部に所属しヴァイオリンパートを担っていたの…

展覧会の絵

これまでの生涯最高の「展覧会の絵」体験。 ショルティ&シカゴ響も凄かったし、フェドセーエフ&モスクワ放響も名演だった。だが、ダントツは、とある無名の高校吹奏楽部の演奏。その高校とは、何を隠そう我が母校、埼玉県立K高校。 「なんだあ?自分が演…

影のない女

私がこのオペラに開眼したのは、18年前のサヴァリッシュ率いるバイエルン州立歌劇場の来日公演がきっかけだ。この公演は愛知県芸術劇場のこけら落とし、プレミエ開幕がミュンヘンではなく日本だったこと、歌舞伎役者市川猿之助による演出、などでなにかと…

パルジファル

「ワーグナーの奥座敷」 「ワグネリアンの最終到達地点」 一般的に、パルジファルはワーグナーの魅惑に満ちた作品群の中ではかなり敷居が高いとされる。 キリスト教に馴染みが薄い日本人にとって、キリスト受難、聖杯・聖槍伝説が根幹となっているこの作品が…

指環の思い出6

バイエルン州立歌劇場のリング鑑賞の旅パート3。2002年11月、ジークフリート。 ミュンヘン・リングは、演出家の交替によって完全に糸が切れた凧になってしまった。 演出家D・オールデンのコンセプトはこうだ。(と思った) 「ジークフリートは大人に…

指環の思い出5

バイエルン州立歌劇場のリング鑑賞の旅パート2。 ラインゴールドを舞台に乗せたところで急逝してしまった演出家。かろうじて次のワルキューレは故人の構想原案が残されていたことから、これを具現化するための演出家を臨時に招聘。劇場はどうにか上演にまで…

指環の思い出4

ニーベルングの指環4部作のチクルス上演を体験できる機会は滅多にない。 日本における上演史では、完全なるオペラによって上演された物(※)で、国内だと二期会が二十年をかけて行ったシリーズと新国立劇場。外来だとベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州…

指環の思い出3

社会人二年目。自分の所属に新入社員が入ってきて、それまでぺーぺーの新人だった私にかわいい後輩が出来た。 驚いたことに、その後輩君はクラシック音楽ファンだった。しかも半端じゃない。大学の卒業旅行はヨーロッパに行き、ウィーンではムジークフェライ…

指環の思い出2

大学2年生の時だった。 クラシック音楽好きの仲間の一人がとてつもない企画を思いついた。 その名も「クラシック・ヒアリングマラソン」。ジャジャーン! 物好きな連中が集まって、夜通し徹夜でクラシックを聴き続けるという、呆れて物が言えない企画。まあ…

指環の思い出1

いわゆるオペラハイライト集などの演奏を除き、生まれて初めて聴いたオペラ全曲(ただし公演ではなく、録音で)が、‘神々の黄昏’であった。 なかなかかっこいいでしょ、へへ。高校3年生の春。 当時、オペラへの関心は皆無。ゼロ。予備知識全く無し。ストー…

カルメル会修道女の会話

私の大好きなオペラ作品の一つだ。 昨年3月、新国立劇場研修所が主催した公演の鑑賞記で書いた記事に私の思いが凝縮されている。繰り返して申し訳ないがもう一度引っこ抜いて掲載したい。 『何よりも素晴らしいのはプーランクの音楽そのものだろう。革命さ…

トゥーランドット

ハリウッド映画、特にSF、スリル&アクション、ヒーロー物などを見るたびに辟易することがある。 それまで散々、やれ事件だ、やれ天地異変だ、やれ宇宙人の侵略だ、で大惨事となり、多くの人命が失われるのに、最後にはヒーローの大活躍やら、ヒーローとヒ…

アンドレア・シェニエ

大好きなオペラです。イタリアオペラの中で一番好きです。(いかんせんドイツ物好きなので、オペラ全体でランクさせると順位は下がってしまいますが・・) 名曲だと思う。音楽もストーリーも実にドラマチックだ。音楽はメロディーに満ち溢れていて、とても分…

マーラー8番「千人の交響曲」

みなさんは初めて聴いたマーラーの交響曲は何番ですか? たいていの方は1番か5番というところではないだろうか。 マーラーの交響曲の中では、録音でも上演でも上の二つは群を抜いて多いし。 なにを隠そう、私は「8番」なのである。確か高校1年。まだクラ…

カプリッチョ

「言葉(詞)が先か、音楽が先か・・・。」 「真の芸術たるは果たして詩なのか、それとも音楽なのか・・・。」 深遠なるテーマを、一人の女性をめぐってライバル同士の作詞家(詩人)と作曲家が争うというドラマに重ね合わせ、作られたオペラ『カプリッチョ…

思い出のプロコ「Vn協1番」

ドビュッシーの「海」が私の10代前半のベストお気に入りだったとしたら、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番は、私の大学時代のベストお気に入り(の一つ)だった。 当時、この曲がどれくらい好きだったか、というエピソードを一つ。 年末に実家の…

思い出のドビュッシー「海」

N響を聴き、前回ブログの鑑賞記で予告したとおり、思い出の詰まったドビュッシー交響詩「海」について書きます。 親がクラシック音楽好きだったこともあって(現在のオタクの私に言わせれば初心者レベルの軽愛好家だが)、子供の頃からレコードをよく聴かさ…

私の好きな「西部の娘」

プッチーニの作品で一番好きなのが「西部の娘」だ。 (また‘通’ぶりやがって・・・なんて言わないでください。ちなみにヴェルディで一番好きなのは初心者にもやさしい「アイーダ」と公言しているのですから。) このオペラ、タイトルは西部の娘だし、事実、…

椿姫ってどうなの?

2010年にトリノ・レージョ劇場が来日し、ボエームと椿姫を公演することが発表された。私はため息を付く。 「またかよ・・」 2010年はもう一つ、英国ロイヤルオペラの来日公演も決まっているが、これもラインナップに椿姫が入っている。「はあぁ・・…