クラシック、オペラの粋を極める!

海外旅行はオペラが優先、コンサートが優先、観光二の次

作曲家、アーティスト

ハープ奏者井上美江子さん

1月23日に行った読響特別演奏会。会場で配られたプログラム「月間オーケストラ1月号」の特集記事に、パラパラとめくっていた手が思わず止まった。 当月号の特集は「ハープ」。そこにハープ奏者井上美江子さんのインタビュー記事が写真付きで掲載されてい…

ブーレーズ

R.I.P.ムッシュー・ブーレーズ。 その昔、私がまだ大学生だった頃、東京芸大で講師を務めていた故黛敏郎氏が「春の祭典」に関する講義を行うというので、芸大に在籍していた友人に頼み込み、こっそり忍び込んで聴講したことがある。 一見すると複雑怪奇なリ…

アーノンクール

アーノンクールが引退を表明したそうだ。86歳。潮時だったのだろうか。まだまだタクトを振れそうな気もするが。 今でこそ誰もが認める世界的巨匠であるが、若かかりし頃は結構イロモノ扱いされていた。ウィーン・フィルには、「アーノンクールを呼ぶのなら…

ユダヤ人音楽家

「ユダヤ人とクラシック音楽」(本間ひろむ著:光文社新書)という本を読んだ。 宗教的な側面、民族と紛争の側面、ホロコーストなどの歴史的側面、金融や財閥、経済的な側面など、いつの時代においても世界への影響度を保持してきたユダヤ民族。ご承知のとお…

マッティ・サルミネン

本当はサヴォンリンナ音楽祭のボリス・ゴドゥノフ鑑賞記を書いたすぐ後にでも書こうと思っていたのだが、かなり遅れてしまった。だが、どうしても記事として残しておきたかったので、こうしてアップ出来たのは良かった。 バスという声のカテゴリーは、オペラ…

ライナー・キュッヒルとその奥さん

御存知のとおり、ウィーン・フィルのコンサートマスター、ライナー・キュッヒルの奥様は日本人である。そのキュッヒル真知子さんが書いた本「青い目のヴァイオリニストとの結婚」(新潮文庫)を読んだ。夏休みの宿題、読書感想文です(笑)。 書店で本を手に…

指揮者の趨勢

K・ペトレンコがベルリン・フィル次期音楽監督に選ばれたのは、なかなか衝撃的なニュースだった。それは、多くの日本人クラシックファンにとって、戸惑いを伴うものだった。 戸惑いはファンや愛好家だけに留まらない。きっと多くの評論家連中も同じだっただ…

ベルリン・フィル監督、決定!!

世界が注目したベルリン・フィルの次期音楽監督は、現バイエルン州立歌劇場音楽監督のキリル・ペトレンコに決定したと電撃発表された。 これには何重もの意味で驚いた。 まず、一度は楽員選挙を行ったものの決まらず、一年以内に再投票すると発表したのに、…

カウフマンを聴きながら思う

ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた歌曲リサイタル。会場に入ると、大きく目立つ空席。集客力のあるサントリーホールでも相当の空席があったと聞いた。 はっはっは。ざまーみろっての。期待してチケットを買ったファンを袖にし、平気でキャンセルしま…

ベルリン・フィル次期音楽監督

ネットの書き込みや音楽雑誌の記事などからの情報でしかなく、どこまでが真実なのかよくわからないのだが、どうやらベルリン・フィルの次期音楽監督は今年5月に決定される・・・らしい。 ここまでベルリン・フィルは、世界最高のオーケストラのシェフとして…

ムーティがローマを離れる!?

・・・ということらしい。 ま・じ・か!? アイーダ、楽しみにしていたのに・・・。 飛行機もホテルも取ったのに・・・。 スカラ座のフィデリオと併せての観賞旅行は楽しみだったのだが・・・ キャンセル・・・だな。イタリア行き中止。 スカラ座とのアイー…

レナード・スラトキン

先週の土曜日、リヨン国立管のコンサートに行った。ほぼ同時期にリヨンから二つの文化事業団体が相次いで来日したというのは、偶然とはいえ興味深いことである。両団体ともリヨン市にとっては、かけがえのない芸術使節団であったに違いない。もっとも、日本…

ホーカン・ハーデンベルガー

今やすっかり聴く専門だが、高校生まではブラスバンドでトランペットを吹いていた私である。サッカー少年がメッシやC・ロナウドに憧れるのと同様に、埼玉のラッパ小僧も当時の世界的なトランペット奏者に憧れた。モーリス・アンドレ、ティモフェイ・ドクシ…

アレクサンドル・ラザレフ

巷では「理想の上司」「上司にしたい人」アンケートの類がよく行われて、結果についてニュースなどで報じられる。イチロー、池上彰、天海祐希といった有名人が常連で、部下を温かく育ててくれそうな人、仕事が出来て、組織をしっかり引っ張ってくれそうな人…

ムーティ、ヴェルディを語る

ナブッコを鑑賞した東京文化会館で販売されていた書籍「リッカルド・ムーティ、イタリアの心ヴェルディを語る」(音楽之友社)。思わず衝動買いしてしまったのだが、これは面白かった。 タイトルそのままのとおり、ヴェルディについてマエストロ・ムーティが…

二刀流の奏者

昨年、日本のプロ野球ではとてつもない才能を持った新人が話題となった。ピッチャーと打者の二刀流に挑戦した日本ハムの大谷投手だ。どちらか一つを極めるだけでも大変なのに、なおかつ高卒ルーキーだというのに、一年を通してほぼ一軍で活躍した。 成績はさ…

ヨナス・カウフマン

知ってる? ヨナス・カウフマン、今秋来日だってさ・・・。 リサイタル。ピアニストとの共演なので、歌曲か?詳細は未発表だ。 まさか、みんな行かないよね? 彼の出演を楽しみにしている多くのファンをいとも簡単に裏切って、平気でキャンセルするヤツだよ…

R.I.P マエストロ・アバド

クラウディオ・アバド氏が天に召された。 昨年に健康状態が悪化し、来日公演もキャンセルとなってとても心配していたが、ついに帰らぬ人となってしまった。 間違いなく後世に語り継がれる名指揮者だった。心よりご冥福をお祈りします。 氏については、ちょう…

クラウディオ・アバド

今月、ルツェルン祝祭管とともに来日する予定だったクラウディオ・アバドが、体調不良によりキャンセルとなり、祝祭管の公演そのものが中止となった。楽しみにしていたので、非常に残念である。 まさかキャンセルの本当の理由は原発汚染水漏れじゃないだろう…

ラウラ・ジョルダーノ

今回の紀尾井シンフォニエッタの公演をとても楽しみにしていた理由、定期公演の年間スケジュールが発表された昨年から絶対に行こうと決めていたその理由、それは招聘ソリストの一人、ソプラノのラウラ・ジョルダーノなのだ。 オペラオタクを自認するこのワタ…

ヴァイオリニストが日本に集結

パールマン、ムローヴァ、ムター、ハーン、レーピン、ヴェンゲーロフ、ズッカーマン、ツィンマーマン、ファウスト、デュメイ、チョン・キョンファ、シャハム、ラクリン、カプソン、テツラフ、ギトリス・・・・ 言うまでもなく、現役の世界トップヴァイオリニ…

テミルカーノフ

5月12日(日)、テミルカーノフが指揮した読響のコンサートに行った。前半がラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(pf河村尚子)、メインがチャイコの悲愴というプログラムだった。 普通ならコンサート鑑賞記として、この日の公演がどうだったのかを書き綴…

シベリウス

以前からずっと感じていることなのだが、シベリウスは私にとって、ミステリアスな作曲家である。 曲のタイトルにフィンランド地方の地名や叙事詩の一節が付けられているものが多いので、なんとなく彼の故郷の民謡だったり、自然の風景を描写したような音楽で…

サヴァリッシュ

名指揮者ヴォルフガング・サヴァリッシュさんがこの世を去られた。 日本とは切っても切れない特別な絆で結ばれていた指揮者だっただけに、深い悲しみを覚えるファンも多いと思う。 日本の文化に大変造詣が深く、来日の折には忙しい合間を縫って歌舞伎や能な…

マリス・ヤンソンス

私のこれまでのクラシック人生で、「くそー、聞けなかった~、残念~」という悔しい思いに駆られているものの一つが、ムラヴィンスキーである。 1986年9月、ムラヴィンは手兵のレニングラードフィルを率いて日本に来る予定だった。公演チケットを買い、…

思い出のグルベローヴァ

私はこれまでグルベローヴァを計19回聞いている。(オペラ、リサイタル、来日公演、海外遠征) 明日、日本での最終公演を鑑賞すると、ついに20回に到達だ。 彼女の初来日は1980年のウィーン国立歌劇場引越し公演。伝説と言われているベーム指揮の「…

グルベローヴァ

クラシック音楽雑誌「モーストリー・クラシック」の今月号の特集は「世界の名歌手格付け」だった。男女ごと、また現役と歴代総合ごとにそれぞれ分けて、偉大な歌手をランキングしてしまおうという企画記事である。評論家やジャーナリストが投票したもので、…

マゼール

これだけクラシック音楽にのめり込めば、当然、好きな指揮者、演奏家ができる一方で、どうも好みに合わない指揮者、演奏家が発生しちゃうのは、こりゃもう仕方がないだろう。 なるべくなら選り好みせず、決め付けをせず、先入観に惑わされず、人の意見に左右…

レオ・ヌッチ

今、自室で、ロンドン・デッカから発売されたシャイー指揮ボローニャ歌劇場のリゴレットCD(1989年録音)を聴きながらこれを書いている。タイトルロールはもちろんヌッチ。マントヴァ公がパヴァロッティ、ジルダがジューン・アンダーソン、スパラフチ…

スクロヴァチェフスキ

スクロヴァチェフスキが指揮する演奏会に私が初めて出かけたのは、1987年、海外のオーケストラとの来日公演であった。 この公演のことを覚えている人、あるいは実際に行った人は、相当のマニアではなかろうか。いったいどこのオーケストラと来たとお思い…